MKSについて

STILL IN JAPAN 日本国内生産のこだわり

高精度・耐摩耗性を実現する冷間鍛造

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材料を熱に加えずに、常温で金型を用いて塑性加工をする「冷間鍛造」。
熱を加えて加工する「熱間鍛造」と比べ、精度の高さと耐摩耗性が良くなることが特徴です。

金型や素材に大きな負担がかかるため、すべての面で手間や高い技術、経験が必要とされる加工法だが、ペダルの心臓部ともいえるMKSペダルの芯棒は全て自社での冷間鍛造生産を行っている。
そのため、回転性能が良く、耐久性に優れたペダルを実現している。

自社熱処理による品質管理

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材料を硬くして、耐摩耗性や引張強さ、疲労強度の向上を目的とする熱処理。三ヶ島製作所では自社に炉を完備し焼入焼戻しを行い、品質を管理。これにより、表面は硬く中心部は粘りのある耐久性の強いペダル芯棒ができる。ペダル芯棒のみならず、構造部品であるワンや玉押しなども自社生産-熱処理を行い、製品の精度や耐久性を高次元で徹底管理している。

耐衝撃・耐食性に強いアルミボディ

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MKSペダルに使用されるアルミダイキャストボディは全て「ADC6」という素材を採用。
アルミダイキャストの生産量のうち、およそ90%以上(ほとんどが自動車部品)といわれている一般材「ADC12」と比べ、成型が難しく高い技術を要するが、耐衝撃性・耐食性に優れている。
そのため、MKSペダルは壊れにくく丈夫なボディとなっている。

プロ競輪選手の足元を支える唯一のメーカー

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日本の競輪は、主催する公益財団法人が定めた厳しい基準をクリアし「NJS認定」を受けた部品しか使用することができない。競輪用自転車ペダルに認定されているのは現在、三ヶ島製作所・MKSペダルのみ。約2,400人(2018年現在)すべてのプロ競輪選手の足元をMKSペダルが支えている。

創業70年以上・培われてきた組立技術

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1949年からペダルを作り続けてきた三ヶ島製作所・MKSペダル。積み重ねてきた技術で今もなお日本生産にこだわっている。NJS認定の最高級品はひとつひとつ手で組みたてられ、100分の3mmまでの極薄スペーサーを使用して調整。どこまでも廻る回転性能を実現している。また、他の製品においては、自社開発の専用組立機を使用し、自動でグリス注入や構成部品の組みつけを行う。徹底した制御で安定したペダルを作るが、最後はもちろん人の手でひとつひとつ調整・検品を行っている。

自動車部品生産との相乗効果

鍛造、プレスから切削、熱処理、バレル研磨、溶接、組立まで自社で一貫した生産が可能な三ヶ島製作所。ペダル生産で培った幅広い技術と設備により、近年はヘッドレストをはじめとするシート関連の自動車部品の生産も受注している。2004年にはISO9001・2000の認定取得。これはペダル生産にも反映され、厳しい品質管理のもと、安心安全で確かなものづくりを行っている。