日本国内は、戦後約40社あったペタル専門メーカーも今や MKS 1社となりました。
メールにてペタルについて色々なご質問をいただきます。
ここでペタルについて説明していきたいと思います。
ペタルネジについて
現在に至る迄にペタルネジは次のようなものがありました。
1.BC 9/16×20ネジ
現在日本国内に流通しているほとんどのペタルに使用されています。
2. 1/2ネジ 米芯
主にアメリカにてワンピース用クランクに使用し流通されています。
日本国内では、BMX、ビーチクルーザー、美容健康器車などにみられます。
MKSでは、従当モデルを製造/在庫しています。
(2015年9月追記)
- BM-7
- 3000R/3000S
- 90
- FD-5
- G-6000
- PB-370
- SYLVAN ROAD
- SYLVAN TRACK
- SYLVAN TOURING
- SYLVAN STREAM
3.フランスネジ
主にフランス製ギアクランクの一部に対応しているネジです。MKSでは対応不可となります。
4.イタリアネジ
主にイタリア製ギアクランクの一部に対応しているネジです。MKSでは、対応不可となります。
ペタル形状について
かつて自転車業界ではペタルの形状を次のような範ちゅうにわけていました。
1)クイルペタル(quill)
ペタルの先端が舟の頭部のように突き出たデザイン(舟形)、1900年頃よりみられました。
主にスポーツ、レーシング用に使用。片面のみに踏面があるので、トークリップ or ハーフクリップを併用しての使用を前提としています。
トークリップなしの状態では常に踏面は下部(つまり地面側)にむいています。
MKSでは代表的には、シルバンロードです。
2)ラットトラップ(Rat Trap)(ネズミのわな)
足をとられやすいという意味があるのでしょうか、1890年代より見られました。
踏面が上下についているペタルMKSでは代表的には、シルバンツーリングです。
3)トラックペタル(ピストペタル)
1)のクイルペタル同様、片面のみ踏面がありますが、舟形頭部形状ではありません。
主にトラック/ビスト競技に使用されていたので、この呼び名がありますが、もちろん1)同様用途も可です。
トークリップなしの状態では常に踏面は下部(つまり地面側)にむいています。
MKSでは代表的には、SUPREMEです。
4.ハチサンペタル
このような言い方はほぼ使用されなくなったようです。(日本国内のみでの俗称です)ハチサンタイヤ用(主に運搬車・実用者タイヤ)に使われるペタルのこと、MKSでは、3000R・3000S(創業以来のペタルです)となります。海外では、NO100・NO200モデル対応とかも言われます。